この冬おすすめのインク

この冬おすすめのインク

 


ごきげんよう。
万年筆とインクの専門店 川崎文具店へようこそ。

いやぁ、寒くなってまいりましたねぇ。。。

この寒さっていうのもありまして、<この冬おすすめのインク>っていうのをご紹介をさせていただきたいな、って思ってます。

それでは、早速、ご紹介をさせていただきたい、と思います。

まず1つ目。

【月華紅蘭】


これ、岐阜県の大垣ご当地インクの中の1つです。
「梁川星巌(やながわせいがん)」っていう大垣の偉人の方が見えるんですが、
幕末の頃のお話なんですけど、その方の奥さん、「梁川紅蘭(やながわこうらん)」さん。
この方は、絵を書かれたりとか、漢文とかそういう作品を作られる方です。
そういうような作品では、『月華』という画号を名乗ってらっしゃいます

で、【月華紅蘭】というお名前でお作りしたのが、岐阜県大垣をイメージした「ご当地インク」の1つになります。

すごく濃厚な赤色です。
日常使いで使える赤色を目指して作ったお色になっております。
赤って使いにくいって言われるお客様多いんですけど、
こちらの【月華紅蘭】は、本当に濃厚で、紙によってはゴールドフラッシュって言って金色に光るっていうところも特徴としてはあります。
その辺が、風合にもちょっと出てるのかなという感じです。
是非、お試しいただきたいなという風に思ってます。

実はですね、この【月華紅蘭】は懐憧館の2階にあります
カフェ「サムシングライクザット」
で、【月華紅蘭】という名前のお飲み物も
ホットとアイスとお選びいただいて、
お召しがりいただくことも可能です。

それでは、<この冬おすすめのインク>の2つ目。

川崎文具店のインクの中には、【古典インク】というインクがあります。
この古典インクのシリーズ【百鬼夜講】の中から【黄泉(よみ)】というインクを、冬の2個目にさせていただきます。


これ、見ていただくと実はね黄色い系のインクなんですよ。

で、これ書くとだんだんと黄土色みたいな色に変わるんです。
そして、中にカードが入ってまして、
こういうカードですねはい
元々ね大和言葉の「ヨミ」っていうものに、
漢字の「黄色い泉」という字を当てたものという風にされているそうです。
地下の死者の世界という意味に使われている、これが『黄泉』です。

古事記とか日本書紀にも登場して、出雲にある地名には『黄泉』にまつわる史跡もあるといういう風にされております。
こちらが冬の2個目です。

結構ねあの

黄色ってなかなか見えにくいというイメージがあるかもしれません。
ですが、こちらのインクは使って頂くと色がより濃厚に変化していきます。
なので、日常使いでも使いやすいインクでおすすめです。ちょっと、温かい感じがするかな、と思います。

そして、3つ目。

3つ目は、3色同時になりますけど、【輝暦七十二候(きれきしちじゅうにこう)】
川崎文具店のラメ入りのインクになります。

【山茶始開】
「つばきはじめてひらく」
と、読みます。


キランキラン・・・
ラメの入っているインクになりますので、ガラスペンでお使いください。

これが、冬をイメージしたインクの中の1つ
このインクは、「立冬」。
「立冬」は、二十四節気のうちの一つ。
二十四節気をさらに3分割したのが、七十二候。

それの「初候」。
これが、「はじめてひらく」です。

そして、次。

【地始凍】
(ちはじめてこおる)



こちらは、「大地が氷り始めてくる」、というのをイメージしました。
ラメは、シルバー系と、あと、グリッター系とそういった系統を混ぜ合わせて作ったインクになります。

「地 始めて 凍る」は、
11月12日から16日の間。
季節って大体、5日間ぐらいで新しい季節に切り替わっていくっていう、そういう流れが『七十二候』です。

立冬の最後を飾るのが、

【金盞香】
(きんせんかさく)


元々、七十二候って中国から来ました。
平安時代ぐらいに、中国から来たお話っていう風にされております
そこにま日本の風土と中国の風土とは、
やはり季節感に少し差があるので、
日本らしく名前をそこにつけていったので、
若干、漢字に書かれている文言と読み方が違ってたり、
とかするんですよね。

そういったところも面白いところで、
そういったことでお選びいただいて楽しんでいただけるのかな。

これが七十二候シリーズです。

誕生日とかでお選びいただいたり、
楽しんでいただくっていうのも、
面白いのかなという風に思います。

これが、冬を代表するインクとして入れさせていただいております。

お使いいただく方によって、お色って用途に合わせてあると思います。

例えば、お手紙を書かれる際とか、
こういうような気持ちで、色使いたいわ。って
言われる方。
是非、ご相談させていただきながら、
自分だけの色で、色々文字を書いていだいたりとか
楽しんでいただければ幸いだと思います。
気楽に川崎文具店にご来店いただければな、と思います

以上になります。

川崎文具店「懐憧館」
そして、2階の「サムシングライクザット」
是非、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

それでは、ごきげんよう。

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